孤独死が起きてしまった際の清掃は特殊清掃業者への依頼が最も確実です。孤独死の現場は想像以上に劣悪であり、ハウスクリーニングでは十分な原状回復ができません。
こちらでは、孤独死の現場清掃を特殊清掃業者に依頼すべき理由を詳しく解説します。
不用意に入室すると感染症にかかるリスクがある
孤独死の現場に不用意に入室すると、感染症にかかるリスクがあるため非常に危険です。大抵の場合、孤独死は死後一定期間過ぎた後に発見されます。既に遺体は腐敗が進み、体液や血液が散乱していることも珍しくありません。
血液にはC型肝炎という恐ろしい病気のもとが含まれている可能性があります。また、ハエやゴキブリ、ネズミなどの生き物が遺体に付着した細菌を媒介するおそれもあります。孤独死の現場に遭遇した際は不用意に入室しないようにしてください。
特殊清掃専用の器具や薬剤で処理できる
特殊清掃業者であれば、専用の清掃器具や薬剤によって床や壁に染み込んだ体液・血液の汚れも綺麗に除去できます。また、孤独死の現場から発せられる強烈な異臭も、強力な脱臭機を用いることで原状回復が可能です。
さらに、孤独死現場の原状回復では特殊清掃ならではのノウハウも求められます。例えば、床に染み付いた血液はただ表面をふき取れば良いものではありません。床下まで血液が滴っていないかなど、特殊清掃ならではの視点で確実な清掃を実施できます。
短期間で原状回復ができる
特殊清掃業者にご依頼いただければ、清掃が困難なお部屋でも早期に原状回復が可能です。孤独死が起きた部屋の原状回復が遅れると以下のような弊害が発生するおそれがあります。
- 異臭により近隣住民からクレームが起きる
- ハエやネズミなどの害虫・害獣が増える
- 汚れが落ちにくくなる
- 賃貸の場合は賃料が発生する
なお、一般のハウスクリーニング業者とは異なり、特殊清掃業者では壁や床の張り直しなど必要に応じたリフォームにも対応しています。
特殊清掃業者を利用する際は信頼できる業者に依頼することが大切です。実績が乏しい業者だと十分なサービスが受けられない可能性もあります。
孤独死に遭遇したときにすぐ対応できるよう、特殊清掃業者の選び方を押さえておきましょう。
実績のある業者か
はじめにその業者の実績を確認しましょう。近年は孤独死の増加と共に特殊清掃の需要が高まっており、新規参入する業者も後を絶ちません。しかし、十分な技術とノウハウのない業者の場合、適切な原状回復が行われない可能性もあります。
まず確認するべきことは各業者のホームページです。大抵の場合、過去の実績が掲載されています。ホームページで実績の掲載がない場合は、インターネットやSNSで口コミ情報を探してみましょう。
即日対応が可能か
特殊清掃の対応は急を要するため、依頼した即日で対応してもらえることが大事です。孤独死の現場は放置すればするほど悪臭や害虫といった弊害が増加します。近隣に迷惑を掛けないためにも、依頼してすぐに対応してもらえる業者を探しておきましょう。
遺品整理にも対応しているか
特殊清掃業者によっては清掃業務のみを行い、遺品整理には対応していないケースもあります。孤独死の現場は臭いが酷く、遺族の方が入室して遺品整理を行うことは現実的ではありません。また、遺品を取り出せたとしても、大抵の場合はそれ自体に臭いが染みついています。
遺品は故人との大切な思い出です。遺族の気持ちに寄り添い、適切なサービスを提供してくれる業者を選びましょう。
料金プランは明確か
トラブルを避けるためには料金プランを明確に提示している、もしくは事前に見積りを出してくれる業者を選ぶことが大切です。特殊清掃は汚れの状況や作業時間によって料金が大きく変わるため、悪質な業者だと相場よりも高額な料金を請求してくるケースもあります。
事前にその地域の特殊清掃の利用料金を調べ、自身の相場観を養っておきましょう。
孤独死の現場の清掃は一般の方が想像するよりもはるかに過酷な環境です。ご遺族様や物件のオーナー様がご自身で清掃することは困難であり、また危険が伴います。
今後より一層の高齢化社会を迎える日本では、孤独死は決して他人事ではありません。ウィズイング株式会社には遺品整理・特殊清掃の専門業者として確かな実績があります。香川県で特殊清掃業者をお探しの際はぜひご相談ください。