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孤立死が社会問題化している理由とは?孤独死との違いや対策

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近年、社会問題として深刻化している孤立死。
多くの人が「孤独死」という言葉は聞いたことがあると思いますが、「孤立死」という言葉は聞き慣れないかもしれません。
孤独死と孤立死は、どちらも発見者がいない状況で亡くなった状態を指しますが、両者には明確な違いがあります。

この記事では、孤立死が社会問題としてなぜ深刻化しているのか、その背景や孤独死との違い、対策について紹介します。
また、私たち一人ひとりができることを理解することで、孤立死を防ぐために何ができるのか考えてみましょう。

□孤立死が社会問題化している理由とは?

孤立死は、孤独死と比べて、さらに深刻な問題であると言えるでしょう。

1: 発見が遅れることで悲惨な状況に

孤独死の場合、亡くなった際に発見されるまでに数日かかることも珍しくありません。
しかし、孤立死は、孤独死よりもさらに発見が遅れるケースが多く、亡くなってから数週間、数か月後に発見される場合もあります。
その結果、ご遺体が腐敗したり、害虫がわいたり、住居への悪影響も大きいなど、孤独死よりも悲惨な状況を引き起こしやすいのです。

2: 社会的な孤立と経済的な困窮

孤立死に至る背景には、社会的な孤立や経済的な困窮など、さまざまな要因が考えられます。
高齢化社会の進展や核家族化により、家族や地域社会とのつながりが希薄になっている現状があります。
また、経済的な困窮により、生活費をまかなうことができず、孤立状態に陥ってしまうケースも少なくありません。

3: 精神的な問題

さらに、うつ病や統合失調症などの精神的な問題を抱えている方も、孤立死のリスクが高いと言われています。
精神的な問題を抱えている方は、周囲とのコミュニケーションを避ける傾向があり、孤立状態に陥りやすいためです。

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□孤立死を防ぐための対策とは?

孤立死を防ぐためには、様々な主体が連携して対策を進める必要があります。

1: 自治体の取り組み

自治体では、地域住民に対して、孤立死防止に関する啓発活動や相談窓口の設置など、さまざまな取り組みをしています。
例えば、民生委員が定期的に高齢者の自宅を訪問し、安否確認をするなど、地域住民のつながりを強化するための活動が重要です。

2: 民間のサービス

民間のサービスも、孤立死予防に役立ちます。
配食サービスや訪問介護サービスなど、高齢者や一人暮らしの方の生活をサポートするサービスは、孤独感を解消し、孤立死を防ぐ効果が期待できます。
また、センサー技術を活用し、高齢者の行動パターンを把握することで、異常を検知し、早急にサポート体制を整えることができるサービスも開発されています。

3: 個人レベルでの取り組み

私たち一人ひとりが、孤立死を防ぐためにできることはたくさんあります。
・近所の人と挨拶を交わす
・困っている人がいたら、声をかけ、助けを求める
・地域活動に参加し、地域社会とのつながりを深める
・孤独を感じている人に、積極的に声をかける
このような小さな行動が、孤立死を防ぐことに繋がります。

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□まとめ

孤立死は、孤独死よりも発見が遅れることで、より深刻な状況を引き起こしやすい問題です。
社会的な孤立、経済的な困窮、そして精神的な問題など、様々な要因が複雑に絡み合って発生する問題であり、解決のためには、自治体、民間企業、そして私たち一人ひとりが積極的に取り組む必要があります。
地域住民同士のつながりを強化し、孤立しやすい人々に手を差し伸べることで、孤立死を防ぐことができる社会を目指しましょう。

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